用地開発の種類について
東京は用地開発により成り立った街だった!?
今でこそ世界に名を轟かせている東京。しかしわずか400年前までは、何もない場所でした。そこで当時の人は地道に用地開発をすすめ、江戸という街を作り上げたのです。
400年経った現代において、用地開発は過去の仕事のように思えるかもしれません。しかし現に東京だけでも、誰も使われていない土地や建物が沢山あるのです。家を立てたら誰かが生活し、店を建てたら誰かが買い物をする場所になるはずだった土地。あまりにも勿体ない話です。
目的に応じて用地開発
現代の用地開発は、目的に応じて開発をすすめていきます。例えば目的が「住宅地をつくりあげること」だとしたら、戸建分譲用地開発を勧めていくという風にです。ただし建物が空いているのなら、どこで家を建てていいという訳ではありません。実際に住むとなると、近くには学校やスーパーがなければ不便です。
また開発予定地に建物があれば、解体作業も必要になるでしょう。解体するだけでも、かなりの手間。いくつもの業者と連携を取りながら、最適な方法で用地開発をすすめていきます。
マンション用地開発について
マンションの建設にも、用地開発は欠かせません。そもそも「マンション」と一言で言っても、色々なタイプがあります。単身向けのワンルーム賃貸も「マンション」であり、セレブ達が住むようなタワーマンションも「マンション」です。
しかし先程にも述べましたが、土地が空いているからとはいえ、勝手にマンションの建設はできません。単身者が多く住む場所にファミリー向けのマンションのための用地開発をすすめても、無駄になるだけです。担当者は地域のニーズをしっかりと見据えた上で、最適なマンション用地開発をすすめます。
リノベーション事業
最近注目されている東京の用地開発は、リノベーション事業でしょう。リノベーションとは既存の建物に工事をおこない、新築以上の役割を持たせることを目的としたものです。
例えば開放的な住環境にするために、仕切壁をなくすのもリノベーション。また災害に備えて、建物の耐久性を高めさせるのもリノベーションの一種です。