プリズム加工で様々な用途を目指す!そもそもプリズムとは
プリズムという言葉があります。
何となくクリスタルのようなイメージのある言葉ですが、具体的にどのようなものなのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、プリズムとはどんなものを言うのかを解説し、プリズムの加工についても説明します。
プリズムとは?
プリズムとは簡単に言えば、滑らかな平面を持っている透明な物体のことです。
先ほど触れたクリスタルをさらに磨いたうえ、面同士が平行にならないようになっている物を指します。
基本的にガラスを加工していく方法がメインで、可視光線に対して施工していくことがほとんどです。
ただ、人間には見えない紫外線や赤外線を反射するプリズムを作る場合には水晶や岩塩といった素材を用いることもあります。
種類としては、光線の方向を変える全反射プリズムのほか、ペンタプリズム、偏光を作るニコルプリズムといったものも挙げられます。
プリズムの加工について紹介
プリズムは、人工的に作ることがほとんどです。
製造元では直角三角形の形をした典型的な形状のものから、六角形、ロンボイドと呼ばれるひし形のものまで様々な形状のプリズムを手掛けています。
平面基板のような楔形形状を可能としている企業もあります。
加工方法は、基本的に硝材と呼ばれるガラスや水晶といった部材を研磨加工したり、高度な接合技術を用いてつなげたりといった形でプリズムに加工する方法です。
研磨加工して仕上げることが多いものの、複雑な形状のプリズム加工を行う場合は、接合技術を盛んに用いることもあります。
接合技術によってシンプルな研磨加工されたプリズムを高い技術でつなげて複雑な形状へ仕上げることが可能です。
基本的にガラスに代表されるガラス系の部材を研磨したり、接合したりしてプリズムの製造を行います。
しかし、技術力のある企業では、水晶などの結晶系の素材にも対応させている場合があるので、気になる方は相談してみましょう。