埼玉で学べる有機溶剤特別教育と作業主任者

埼玉で学べる有機溶剤特別教育

特別教育は、正しい取り扱い方法や呼吸用保護具の着用・作業管理を学習します。
事業者は作業を労働者にさせるときには、特別教育することが法律で決められています。
常時仕事をする労働者は、安全に仕事が行えるように知識を習得します。
業務を実践する人を雇った場合や、配置換えの時の健康診断についての知識を学びます。
もしも健康障害になった場合でも、応急処置のやり方を勉強します。
作業管理では、区分管理について学習します。
第一種から第三種までありますが、色分けして表示しなければいけないと決まっているからです。
貯蔵やから容器の処理や、適切な換気を行うための保守点検についても理解できます。
災害事例・関係法令では、過去の事例をもとに危険性について学びます。

対象となる職種は

有機溶剤で、身近なものではガソリンやシンナーです。
対象職種は、清掃業・塗装業・クリーニング業・製造業・印刷業などです。
屋内作業場で、対象となるケースもあります。
たとえば、換気が悪い地下室やタンク・ピットの内部・マンホールの作業です。
揮発により、高濃度の蒸気が発生し吸い込むと中毒になる物質。
取り扱いを誤ると、健康被害を引き起こす恐れがあるでしょう。
目に見えるけがだけでなく、後から影響が出る場合があるので注意が必要です。

作業主任者とは

作業主任者は、取り扱う仕事の時に作業方法を決定したり指揮をする責任者です。
取り扱い方法を間違うと危険なので、安全を守るために必要な人です。
取り扱っている会社では、安全衛生法により設置しなければならないと決まっています。
作業主任者の資格は、講習を受けて合格すれば取得できます。
日程は2日間で、平日に行われることが多いです。
費用は開催元で異なりますが、10,000円から14,000円程度になります。
カリキュラムは、健康障害や予防知識・作業環境の改善・関係法令です。
最後に修了試験がありますが、まじめに講習を受けていれば受かる内容でしょう。
作業主任者の講習を受けるときに必要な資格はなく、18歳以上になれば受講が可能になります。