クリエイターが広島に移住するには?
地方創生という言葉が唱えられ、もう何年になるでしょう。言葉ばかりが先行してなかなか進まなかった地方の活性化ですが、コロナ禍でウェブ会議やクラウドソーシングが当たり前になった今、ようやく地方でも大都市圏と近い環境で仕事ができるようになり、地方移住の流れが現実味を帯びてきました。
ただ、生活費が安い、住環境が広々としている、自然が近い、などの理由から地方に魅力を感じても、いざ腰を上げようとしても、どうしたら良いのか分からない、という方は多いでしょう。今回はある程度は居住地を自由に選べる職業、クリエイターやプログラマーやライター、移住を考えた際に頼れる場所を紹介します。
移住メディアで実例を把握
まずは広島県が運営する移住メディア(ウェブサイト)「ひろびろ」です。サイトを見て感じるのは「こんなに助成金をあげますから、是非われわれの地域に来てください!!」といった「必死感」が薄いことです。
これは重要なポイントです。移住する人は助成金目当てで地方に行くわけではありません。その人なりに地方ならではのメリットを感じ、都市部にない生活を求めて拠点を移すわけです。その街に行くと、どんな暮らしができるのか、どんな仕事があって、どんな人が住んでいるのか、といったことが気になります。まして、クリエイターなら周辺環境は自分のセンスに影響しますから何より大切です。この点、「ひろびろ」は先輩移住者の実例が豊富に紹介されており、移住後のイメージが沸きやすいと思います。
今ではLINEでの相談にも対応していますから、ハードルは低く感じますよね。
東京にはサポートセンターがある
サイトで大まかなイメージがつかめたら、東京都千代田区有楽町の東京交通会館8階にある「ひろしま暮らしサポートセンター」に足を運んではいかがでしょう。先輩移住者を紹介してくれるだけでなく、転職、起業の相談にも乗ってくれます。
いくらインターネット経由で仕事ができる時代とは言え、住民と仕事を通じてつながるのも、地域に溶け込む1つの方法。仕事の相談にも応じてもらえるのは有り難いですね。するかしないかはともかく、一度、サイトを覗いてみませんか。