トヨタ流5S最強のルール
この書籍を読んだきっかけは現在製造業で働いており品質管理の部門に配属された時に会社の研修の一環としてこの本と出逢いました。
読んでみると、製造管理の大切なノウハウだけでなく、製造部門以外や、普段の生活にも役立つ事がたくさん書かれていたので記事にしました。
整理とは
整理というものはただ単に片付けをすれば良いというものではなく、多くの無駄な労力をなくすことです。
その方法としては要るものと要らないものを区別すること、そして要らないものを処分することです。
その第一歩としてものが溢れていると動きが鈍るので、捨てることが重要である。
整頓とは
整頓とはキレイにものを配置するというという事ではなく、要るものを使いやすい場所に置いておくことです。
整理では不要なものを捨てたのですが、整頓ではその整理を経て残ったものを再配置し、誰もがわかるように表示をするといったことになります。
清掃とは
清掃とは、良い環境を作ることで良い仕事に繋がる為に行うのです。
清掃を進めていく手順として少ない労力で一番キレイになる清掃方法を決めることや、どの場所に何を使ってどうキレイにするかを考えながら道具を整備すること、そして清掃を全員で実施していくことが大切です。
清潔とは
清潔とは、整理した状態を維持すること、整頓した状態を維持すること、清掃活動を維持することです。
そして単純に汚れたからキレイにするだけではなく、汚れを目立たせるために色を変えてみるといったように見せるようにする、正しい状態を一目でわかるように見せるようにすることも大切です。
躾とは
躾とは礼儀作法を身につけさせることであり、礼儀作法の基本中の基本は挨拶であるので、自ら積極的に挨拶をしていくことが重要です。
勢いのある組織はもれなく元気な挨拶が社内で行われているので、とても重要です。
まとめ
この本は基本的には工場や店舗などでの品物や品質を管理する為のノウハウとして重要な5Sというものが解説されています。
この考え方はこのようなビジネスシーンだけでなく普段の生活でも活かされると思います。
例えば料理を作るときでも道具がどこにあるかバラバラに置いてあると、道具を探すのに時間がかかり、料理に時間がかかってしまうとその分の労力が無駄になって余暇を楽しむ時間が減ったり、ものが溢れていると狭いスペースで生活しなければならず、家の中が動きにくかったりと様々な障害が生まれるのでこのノウハウを活かし快適な人生を送りたいと考えることができる本です。