英会話のための正しい英単語帳の使い方
「英会話は単語を覚えればいい」、そう豪語する方が多いようです。
しかし社会人で忙しい方にとって本当に効率的な英会話学習の方法でしょうか。
今回は効率的に英会話を習得するため、「どうすれば効率的に英単語を覚えれるか」の視点で、英単語帳をフルに活用する方法をお伝えします。
そのために「間違った英単語帳の3つの使い方」についてお話します。
単語帳の最初から暗記する
多くの人が陥りやすいやり方です。
特にまじめな人ほどこのやり方を選ぶ傾向にあります。
なぜこの方法がいけないのでしょうか。
それは人間の脳というものが非常に飽きやすい性質だからです。
さらに良くないのは、この方法で挫折した人が自分には英会話の能力がないと自身に絶望してしまうからです。
せっかく英会話を身に着けようと意気込んでいたモチベーションを間違った方法で失うのはもったいないです。
重要度の低い単語を覚えようとする
マニアックな人が陥りやすいやり方です。
これは受験英語の弊害なのかもしれません。
この方法がよくない点は、全くもって英語圏の人々と会話する場合に役立たないからです。
私の体験ですが、イギリスの友人と「自分は車を持っている」という話をしたとき、私は「I own a car.(私は車を所有しています)」と言ったところ、彼は「どうしてownなんて言葉を使うんだ。
ただhaveと言えばいいのに」と言われました。
私たちは中学校や高校で英語を学びましたが、それはあくまで「ペーパーテストで点を取るため」の英語だったから、「厳密な単語」をチョイスしがちなのです。
今考えるべきは「英会話に役立つか」という視点で英単語帳を活用すべきです。
一度受験英語を頭から取っ払うのが私たちに必要です。
音読しない
案外この音読を重視しない人が多いです。
英会話は言葉を口から出してなんぼです。
音読しなければ口から英語は出てきません。
音読しないことのデメリットは、いつまで経っても英語を喋れないだけではなく、リスニングの能力も身につかない点にあります。
「簡単な英会話はできるのだが、リスニングができない」という人がいますが、そんな人は英会話もできていないと断言します。
「話せるから聞ける」のであって、「聞けないから話せていない」のです。
そして話すために「音読」は必須であれば、聞くためにも「音読は必須」といえます。
自分も音読を始めてから飛躍的にリスニング能力がアップしました。
https://www.youtube.com/watch?v=PshmPxHsV7U
まとめ
英会話のための英単語帳の使い方について自身の経験を交えながら問題点を挙げてみました。
では英会話のために正しく英単語帳を使うためにはどうすればいいのでしょう。
それは上の3つのやり方を逆にすればいいのです。
簡単に箇条書きにすれば、
- 英単語帳の最初から丸覚えしない
- 会話における頻度の高い単語を覚える
- 必ず音読すること
の3つを使って英単語帳をフル活用すればいいのです。
英会話を習得したい皆様、是非ともこの3つのポイントを頭に入れて英単語帳をフル活用し、効率的に学習を進めてみてください。